最終話:言祝ぎ|漫画下巻レビュー【愚者の皮】

最終話:言祝ぎ|再会した…愛し合う二人

会社を軌道に乗せて、以前まで英馬と暮らした家の跡地へと向かうあよ。

 

そこは荒地になっているはずだったのに、何故か家があって人がいて英馬がいて…。

 

仕事の夢を追いかけているはずの彼の姿に驚くあよでしたが、それは英馬も同じこと。

 

まさか彼女が帰ってくるなんて思っていなかったようです。

 

蛭子川と出会い、彼の夢を叶えたくなった英馬は全てを捨てて彼と一緒に旅をしました。

 

その道中に出会う困っている人たちに声をかけ、ここに共同生活する施設を作ったのです。

 

成功して迎えに行くはずが貧乏なままの自分を卑下する英馬。

 

しかし、あよはそんな彼が良かったのです。

 

顔も完全に元に戻り、感動の再会を果たしたあよと英馬。

 

その時、二人に近づく不気味な影が!!

 

ここにきて螢神土子が復讐のために塩酸をあよに掛けようと襲いかかってきたのです。

 

周りに取り押さえられた螢神ですが塩酸がかかった英馬の目で彼は失明し、それを舐めとったあよは声を失います。

 

悲劇を嘆くかと思いきや、以前のよりも幸せそうな夫婦に戻った二人。

 

お互いを憎しみあった時もありましたが、彼らは最後にまた夫婦という形に舞い戻ったのです。

 

顔の皮一枚の違いだけで人は誰かを好きになったり、醜いと罵ったりします。

 

人間は中身とはいいますが、出会い始めから中身のみで相手を判断できる人はそういないでしょう。

 

ぶつかり合い、通じ合っていくことで中身も外見も含めて相手のことを愛するようになっていくもの。

 

人を愛するということは簡単なことでないと、深く重く感じさせてくれる作品でした。

 

不運な事故による皮一枚の変化のせいで人生を大きく振り回されたあよと英馬。

 

たくさん回り道をした二人ですが最後にまた夫婦に戻れたことは奇跡と言えるでしょう。

 

螢神のように人を恨むことは簡単なこと、しかし本当の幸せはあよと英馬のように苦難を乗り越えた愛の先にあるのかもしれません。

 

愚者の皮
作者:草野誼
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愚者の皮(草野誼)|配信タイトル一覧

第1話 破局
第2話 愛の砦
第3話 憎悪
第4話 花は見ていた
第5話 顔という臓器
第6話 心の毒
第7話 変貌
第8話 春の疼き
第9話 亜依の誇り
第10話 英馬の決意
第11話 旅路の果て
最終話 言祝ぎ

愚者の皮〜チガヤ編もお見逃しなく!

純粋な少女はただ遠くの世界を見たかった
愚者の皮〜チガヤ編
作者:草野誼
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第1話 嫉妬ぶかい男
第2話 妻籠
第3話 永訣
第4話 偽りの献身
第5話 屈辱のゲーム
第6話 接続
第7話 刈萱

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